Apache(バージョン 2.4.63) をソースコードからインストールしていきます。パッケージからインストールする場合は、 dnf コマンドを使えば簡単にできますが、ソースコードからインストールする場合、下記の手順でインストールします。

  • expat-devel(パッケージ)インストール
  • apr(Apache Portable Runtime)インストール
  • ライブラリ情報更新(ldconfig)
  • .bashrc 更新(環境変数 PATH を更新)
  • apr-util インストール
  • ライブラリ情報更新(ldconfig)
  • Apache インストール
  • ユニットファイル作成
  • 動作確認

今回は、上記4項目を実施していきます。


※コンパイルは一般ユーザー、インストール作業は root で行います。

expat-develインストール

expat-devel をパッケージでインストールします。下記コマンドを実行します。
expat-devel をインストールしないと apr がコンパイルできません。

※詳しくは、動画から

dnf install expat-devel


apr インストール

apr のサイトから wget コマンドを使ってソースコードを取得します。下記の手順でインストールしていきます。

  • ファイル展開
  • Makefile作成
  • コンパイル
  • インストール

下記コマンドを実行していきます。

※詳しくは、動画から

tar zxvf apr-XXXXX.tar.gz ※「XXXX」はバージョン

展開後、展開したディレクトリに移動後、下記を実行しMakefile を作成します。

./configure

Makefile の作成に成功したら次は、下記コマンドでコンパイルをしていきます。

make

次に、コンパイルした apr のテストを実行します。
テストはあるものと無いものがあります。apr はテストがあるので実施します。 apr の場合は、「make test」ですが、ものによっては「make check」の場合もあります。 ルールは Makefile に記述されているので、わからない場合は Makefile を確認します。

make test

テストにパスしたら、次はインストールです。動画では、「make -n install」を実行しています。 これは、擬似的にインストールを実行した場合の挙動をみています。インストールでまれにエラーがでることがあるので 「make -n install」で確認しています。

make install

make -n install ※疑似インストール

・Apache APR 公式サイト
Welcome! - The Apache Portable Runtime Project



ライブラリ情報更新

apr をインストールすると apr のライブラリもインストールされるので、インストールされているライブラリの情報を更新します。 更新するには「ldconfig」コマンドを使います。
更新するまえに、「/etc/ld.so.conf」に apr のライブラリのパスを追加します。
※詳しくは動画から

/usr/local/apr/lib

/etc/ld.so.conf に上記パスを追加します。
追加したら下記コマンドを実行します。

ldconfig

※ldconfig は、 root で実行します。



.bashrc 更新

apr をインストールしたので apr のコマンドを実行できるように「.bashrc」を更新します。 一時的に使うものなら export コマンドで環境変数 PATH を更新するだけでよいです。 今回は、デフォルトのパスとして使うので、PATHに apr のパスを追加しています。 修正後、「source」コマンドで「.bashrc」を読み直しています。

※詳しくは動画から

source ~/.bashrc

上記だと同じパスが重複するので嫌な場合は、修正後上記ではなく、下記コマンドを実行します。

export PATH=$PATH:/usr/local/apr/bin

※ apr インストールでインストールされるコマンドは、「apr-1-config」なので注意



次回は、apr-util、Apacheのインストールをしていきます。