NGINX設定2
Firewalld の設定追加、ユニットファイルの作成し、NGINXの起動確認をします。
※作業は root で行います。
Firewalld 設定追加
AlmaLinuxはデフォルトだと firewalld が動いていて、HTTP の通信が許可されていないので、
NGINXを起動させたとしても、アクセスできません。
HTTP の通信を許可するための設定をコマンドラインからルールを追加します。
※詳しくは、動画から
firewall-cmd --permanent --add-port=80/tcp
firewalld をリロードして、設定したルールを反映させます。
firewall-cmd --reload
※「firewall-cmd --list-all」と入力すると、firewalld に適用されているルール一覧が確認できます。
firewall-cmd --list-all
・RedHat Linux 公式サイト
5.3. firewalldの現在の状況および設定の表示
5.6. トラフィックの制御
ユニットファイル作成
NGINX を自動的に起動させるために、ユニットファイルを作成します。パッケージインストール(dnf, yum など)でインストール
場合は、「/usr/lib/systemd/system」にファイルができますが、手動でインストールする場合は、「/etc/systemd/system」に
「nginx.service」というファイルを作成します。
※エディターはなにを使っていいただいても構いません。動画では、Emacs を使っています。
※詳しくは動画から
cd /etc/systemd/system
ユニットファイルの作成ができたら、ユニットファイルを systemd に下記コマンドで認識させます。
systemctl daemon-reload
NGINX を自動的に起動させるに、下記のコマンドを実行します。
systemctl enable nginx.service
これで、PCを起動すると自動的にNGINXが起動するようになります。
逆に、自動起動させたくない場合は、下記のコマンドを実行します。
※ サービスが自動起動になっている場合
systemctl disable nginx.service
・RedHat Linux 公式サイト
2.2. 無効にしても安全なサービスを選択するためのガイド
10.6. systemd のユニットファイルの作成および変更
13.2. systemctl によるシステムサービス管理
・NGINX ユニットファイルサンプル
nginx.service
動作確認
うまく設定ができていれば、NGINXが起動できます。NGINXが動作するかを確認します。
下記コマンドでNGINXを起動させます。
※詳細は動画から
systemctl start nginx.service
ブラウザーを起動し、ホスト名または、IPアドレスを入力して、ページが表示されるか確認します。
アクセスしてページが表示されればNGINXは動作しています。
表示されない場合は、NGINXのエラーログ等をみて原因を調査します。
以上で、NGINXのインストール、設定、起動までが完了です。
次回は、Webサーバー、Apache をインストールしていきたいと思います。