Ubuntu Server に固定IPを割当てます。 Red Hat系とは異なり、ファイルを編集していきます。


固定IP割当て

インストール時は、DHCPでの割当てになっているので、Ubuntu Server に固定IPアドレスを割当てていきます。
該当のファイルは「/etc/netplan」ディレクトリにあります。NIC、Wi-Fiに割り当てるファイルはそれぞれ別ファイルで存在します。 インストール時は、Wi-Fiでインストールしたので、Wi-Fiの設定が、YAMLのファイル(拡張子は「.yaml」)で存在します。
このファイルを書き換えていきます。

ファイルの内容は下記になります。

                    
network:
   version: 2
   wifis:
     wlp3s0: ← デバイス名
       dhcp4: true
       access-points:
         "SSID": ← SSID
           auth:
             key-management: "psk"
             password: "XXXXXXXXX" ← パスワード
                    
            

・YAML公式 Webサイト(英語)
The Official YAML Web Site

設定ファイルを書き換えていきます。

下記のように編集します。

                    
network:
   version: 2
   wifis:
     wlp3s0:
       dhcp4: false
       addresses:
         - 192.168.3.253/24
       routes:
         - to: default
           via: 192.168.3.1
       nameservers:
         addresses:
           - 192.186.3.1
       access-points:
         "SSID":
           auth:
             key-management: "psk"
             password: "XXXXXXXXX"
                    
            

・Netplan ドキュメント(英語語)
How to enable DHCP on an interface - Netplan documentation

修正が終わったら、下記のコマンドを実行し、ネットワークの設定を反映させます。

sudo netplan try

設定に問題がなければ、
「Press ENTER before the timeout to accept the new configuration」
と表示されるので、リターンキーを押すと設定が反映されます。エラーがれば、エラー内容が表示されます。

下記のコマンドは、確認なくネットワークの設定を反映できます。

sudo netplan apply

設定が完了したら、念の為再起動します。

※詳わしくは動画から



locate コマンド【おまけ】

Ubuntu Server に locate コマンドをインストールします。apt コマンドを使用します。
RedHat 系の locate コマンドパッケージ名は、「mlocate」ですが、Ubuntu Serverは「plocate」になります。
次のコマンドで「locate」コマンドをインストールします。

sudo apt install plocate

インストール後は、RedHat系と同様に、「updatedb」コマンドでファイルのDB作成します。

以上で、一通り簡単な設定がおわりです。RedHat 系と比べると、インストール時に日本語の設定がないので、 日本語の設定をするのに一手間かかります。

次は、FreeBSD をインストールしてみたいと思います。