Ubuntu Server(24.10) 【セットアップ2】
Ubuntu Server に固定IPを割当てます。 Red Hat系とは異なり、ファイルを編集していきます。
固定IP割当て
インストール時は、DHCPでの割当てになっているので、Ubuntu Server に固定IPアドレスを割当てていきます。
該当のファイルは「/etc/netplan」ディレクトリにあります。NIC、Wi-Fiに割り当てるファイルはそれぞれ別ファイルで存在します。
インストール時は、Wi-Fiでインストールしたので、Wi-Fiの設定が、YAMLのファイル(拡張子は「.yaml」)で存在します。
このファイルを書き換えていきます。
ファイルの内容は下記になります。
network:
version: 2
wifis:
wlp3s0: ← デバイス名
dhcp4: true
access-points:
"SSID": ← SSID
auth:
key-management: "psk"
password: "XXXXXXXXX" ← パスワード
・YAML公式 Webサイト(英語)
The Official YAML Web Site
設定ファイルを書き換えていきます。
下記のように編集します。
network:
version: 2
wifis:
wlp3s0:
dhcp4: false
addresses:
- 192.168.3.253/24
routes:
- to: default
via: 192.168.3.1
nameservers:
addresses:
- 192.186.3.1
access-points:
"SSID":
auth:
key-management: "psk"
password: "XXXXXXXXX"
・Netplan ドキュメント(英語語)
How to enable DHCP on an interface - Netplan documentation
修正が終わったら、下記のコマンドを実行し、ネットワークの設定を反映させます。
sudo netplan try
設定に問題がなければ、
「Press ENTER before the timeout to accept the new configuration」
と表示されるので、リターンキーを押すと設定が反映されます。エラーがれば、エラー内容が表示されます。
下記のコマンドは、確認なくネットワークの設定を反映できます。
sudo netplan apply
設定が完了したら、念の為再起動します。
※詳わしくは動画から
locate コマンド【おまけ】
Ubuntu Server に locate コマンドをインストールします。apt コマンドを使用します。
RedHat 系の locate コマンドパッケージ名は、「mlocate」ですが、Ubuntu Serverは「plocate」になります。
次のコマンドで「locate」コマンドをインストールします。
sudo apt install plocate
インストール後は、RedHat系と同様に、「updatedb」コマンドでファイルのDB作成します。
以上で、一通り簡単な設定がおわりです。RedHat 系と比べると、インストール時に日本語の設定がないので、 日本語の設定をするのに一手間かかります。
次は、FreeBSD をインストールしてみたいと思います。