AlmaLinux セットアップ 1
AlmaLinux のインストールが終わったので、次に、インストールされているプログラムのセキュリティアップデートをしていきます。
また、サーバーとして使用していくには、固定IPのほうが都合がよいので、固定IPを設定していきます。
※ 作業は root で行います。
セキュリティアップデート
AlmaLinux にインストールされているプログラムのセキュリティアップデートをしていきます。
コマンドを実行し、プログラムを更新します。アップデートすると下記の順番でアップデートがすすんでいきます。
- パッケージのダウンロード
- パッケージのインストール
※詳しは、動画から
dnf upgrade --security
固定IPアドレス設定
AlmaLinux に固定IPアドレスを設定していきます。大抵はDHCPを使って自動的にIPが割り当てられるようになっていますが、 サーバーとして運用する場合、固定IPアドレスで運用するのでIPアドレスを設定していきます。
※ 固定IPを設定するには、ネットワーク機器の設定も関連してくるので、その設定を踏まえた上で設定していきます。
同じネットワーク内に同じIPアドレスをもったPCが存在するとトラブルの原因になるので注意して下さい。
IPアドレスを設定するには、「nmcli」コマンドを使用していきます。
まずは、下記コマンドを実行して、ネットワークデバイスを調べます。
nmcli con show
そうすると、デバイスの一覧が表示されます。緑色に表示されているデバイスが現在アクティブなデバイスとなります。
今回は、Wi-Fiで接続しているので、表示された一番右の項目の「Name」の部分に SSIDが表示されるので、
このSSIDを使って、IPアドレスを設定してきます。
設定する項目は、下記4️⃣つとなります。
- PCのIPアドレス
- DNSのIPアドレス
- ゲートウェイのIPアドレス
- 固定IPアドレスの設定
- PCのIPアドレス
nmcli mod [SSID] ipv4.address "IP Address/subnetmask"
- DNSのIPアドレス
nmcli mod [SSID] ipv4.dns "IP Address"
- ゲートウェイのIPアドレス
nmcli mod [SSID] ipv4.gateway "IP Address"
- 固定IPアドレスの設定
nmcli mod [SSID] ipv4.method manual
次に、NetworkManagerを再起動します。
systemctl restart NetworkManager
NetworkManager を再起動して、Wi-Fiの接続が確認できたら、ping コマンドを使って、
ネットワークの疎通を確認します。疎通確認ができれば設定完了です。
※詳しくは動画から
nmcli によるIPアドレスは 1.2. nmcli を使用したイーサネット接続の設定 を参考にして下さい。
次は、ユーザーの作成、sshの設定をしていきます。